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今年度はサービス取引において従来からそして近年特に問題になってきている不当な契約条項に焦点を当てて、日仏比較の観点から研究を行った。まず日本法の不当条項規制の現状を把握することに努めた。そのため、特に消費者契約法制定以降の裁判例を数多く収集し、消費者契約法による不当条項規制の現状と問題点につきまとめた。また、消費者契約法につき論じた論稿を法律雑誌はもちろん、「月刊国民生活」等の消費者関連雑誌や消費者団体、弁護士会など各種団体による報告書にもあたった。それらの資料は国民生活センターにて収集した。一方で、そのような消費者契約法制定以後の状況を生み出した背景にある議論として、学説や国民生活審議会の議論を検討した。フランスにおける不当条項規... | {
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一方で、そのような消費者契約法制定以後の状況を生み出した背景にある議論として、学説や国民生活審議会の議論を検討した。フランスにおける不当条項規制については、最初の不当条項規制立法である1978年法から最新の立法である1995年法までの立法、その間の裁判例など、フランスの不当条項規制を全体的に把握しまとめたのはもちろん、特にこれまであまり研究がなされていない1995年法以降の動きにつき、頻繁になされている学会シンポジウムや裁判例、近年の学説を収集して検討した。これらの資料は最新のものが多く、東京大学に所蔵されていないこともあったため、国内他大学、さらにはフランスにおいて資料収集を行った。一方で、近年のフランス契約法全体の動きの特徴であ... | {
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Lamin B Receptor(LBR)の変異は重篤な骨系統疾患であるGreenberg骨異形成症を引き起こすことが知られている。そこでLbrトラップマウスの表現型解析、および骨軟骨代謝におけるLbrの機能解析を行った。Lbrトラップマウスは成長障害を認め、発毛の低下、魚鱗癬様の皮膚所見を認めた。骨格系の表現型として癒合指が観察された。Greenberg骨異形成症でみられる明らかな短肢症は観察されなかった。骨表現型解析では骨強度、骨密度の低下を認めた。Lamin B Receptorは骨代謝に関与していると考えられ、またLbrトラップマウスは合趾症のモデルマウスとなる可能性がある。Lamin B receptor(Lbr)の発現解... | {
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結果:野生型マウスと比較して体重比60-80%の成長障害を認めた。また、発毛の低下、魚鱗癬様の皮膚所見を認めた。骨格系の表現型として皮膚性、骨性の癒合指が観察された。Lbrトラップマウスの生存期間中央値はオス23日、メス25日であった。ただし、Greenberg骨異形成症でみられる明らかな短肢症は観察されなかった。骨表現型解析では骨強度がLbrトラップマウスで低下、骨形態計測でも骨密度の低下を認めた。骨芽細胞の培養実験ではアルカリフォスファターゼ活性、石灰化能が低下していた。胚組織から抽出したmRNAのマイクロアレイ解析では補体、凝固系、ステロイド生合成、脂質代謝などの遺伝子群に発現の変動がみられた。また、肢芽の発生で必須とされるH... | {
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植物ホルモンの一つであるオーキシンは、植物の様々な生理現象に関与しておりきわめて重要な生理活性物質である。本研究課題は、エンドウ芽生えより得られたオーキシン特異遺伝子のcDNAクローンを用いて、その発現とアグロバクテリウム感染の相関を調べる目的で行なわれ以下の結果が得られた。1.アグロバクテリウム、トゥメファシエンスおよびA.リゾジェネスの11種の菌株をエンドウ芽生えの第3節間に感染させ腫瘍の形成を3週間にわたって観察した。その結果、Tiまたは、Riプラスミド上のIAA合成に関与する遺伝子領域を欠落したもの、もしくは、その領域にトランスポゾンが挿入された菌株は、腫瘍形成能力をもたないことが明らかになった。2.腫瘍を形成するものは、そ... | {
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「退職建設労働者の人生と健康福祉に関するアンケート調査」の集計と分析作業2001年1月に大分県南海部郡蒲江町において実施した、標記アンケート回答結果について集計と分析作業を行った。特徴的な傾向として、以下の諸点が判明した。(1)トンネル掘削工事に従事して国土建設に貢献した人生に誇りをもっている半面、じん肺病に罹患した職場環境や処遇の面では、企業に対してかなり厳しい見方をしている。中には、自分の人生に悔いを残している人も、少なくない。(2)療養生活において医療機関に対する信頼の念は非常に厚く、介護面でも緊急の場合に備えて、医療系の老人保健施設に入所したいという希望が強い。(3)同居は大半が配偶者との2人世帯であり、その分、近未来の介護... | {
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「全国地域・寄せ場交流会」に参加し、主として野宿者の生活保護と医療の実際、および公園からの強制排除問題に関する運動論的立場からのアプローチに接し、野宿者の健康福祉問題に直接関わる生々しい行政との緊張関係状況について理解を深めることができた。(4)斎場および屠場における被差別職業従事者のケースの解明斎場業務については、この業務に対する「穢れ」という深刻な差別問題の背景を成す、死生観や葬制の領域にまで踏み込んで文献を渉猟し、理論的な考察を深めた。この問題は、屠場労働と共に、被差別部落問題とも連動する。屠場労働については、前回受けた科学研究費補助金の研究テーマからの連続であるが、奈良県や三重県など近畿圏において健康福祉の観点からこの分野に... | {
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本研究はブタ脳蘇生モデルを用いて、近赤外線分光法を用いたNIRO-Pulse/CCR1による新しい心肺脳蘇生を、臨床データと比較し確立することを目的とした。<実験計画1:(臨床)NIRO-Pulse/CCR1による病院前救護からの心肺脳蘇生の検証とTOI・波形評価>つくば市消防と連携したNIRO-CCR1を使用した症例は計40例のデータが収集できた。TOIが良値であれば心拍再開することができた。またNIRO-Pulse波形と動脈圧・静脈圧波形が観察は計35例のデータが収集できた。動脈圧が静脈圧を上回る場合は、心拍再開する可能性があるが、静脈圧が上回る場合は心拍再開できなかった。<実験計画2、3:(動物:心原性モデル)>呼吸原性心停止... | {
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<実験計画2:(動物:心原性モデル)心停止時間とTOI・心筋変化、TOIと除細動成功の関係、標準蘇生方法とTOI上昇してから除細動を行う方法との比較><実験計画3:(動物)NIRO-Pulseによる脳酸素化の評価><実験計画4:(動物:呼吸原性モデル)心停止時間とTOIの変化、標準蘇生方法とTOI上昇する方法との比較>上記3計画を平成30年度通して施行する。(理由)動物購入に対して、平成29年度中に多く施行する予定であったが、平成30年度に行う予定となったため、購入が遅延した。そのために次年度使用額が大きくなった。(使用計画)次年度に動物実験に対して、動物購入を行い実験を完結する。 | {
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p53は約半数の悪性腫瘍で変異がみられる重要な癌抑制遺伝子である。p53下流遺伝子の発現を調節することは、失活したp53の機能を相補し効果的な癌予防につながると考えられる。そこで、p53下流遺伝子の一つであるDeath Receptor 5(DR5)に着目し、DR5発現誘導剤の探索を行った。1)プロテアソーム阻害剤によるDR5発現誘導プロテアソーム阻害剤は抗腫瘍活性を持ち、その一部は米国において抗癌剤として認可されている。プロテアソーム阻害剤の一つであるMG132によるDR5発現誘導メカニズムを解析し、転写因子CHOPがDR5遺伝子のプロモーターに直接結合して、転写レベルで制御していることを見出した。MG132とDR5のリガンドTR... | {
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癌細胞が高い運動能を持つ上で重要な役割を果たしていると考えられている膜構造である"浸潤突起"の形成と退縮を制御する分子機構を、シェディングと呼ばれる膜蛋白質のプロセシングとの関係に注目して解析した。極めて残念ながらHeLa癌培養細胞での浸潤突起の形成と退縮にはシェディングが関与しない事が示唆されたが、浸潤突起と良く似た構造体であるpodosomeの融合や細胞自身の融合にシェディングが関与する事を示唆する結果をRaw 264.7マクロファージ細胞を用いて得る事ができた。癌細胞が高い運動能を持つ上で重要な役割を果たしていると考えられている膜構造である"浸潤突起"の形成と退縮を制御する分子機構を、シェディングと呼ばれる膜蛋白質のプロセシン... | {
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筋収縮に関与するタンパク質であるミオシンは一方の端に球状の頭部をもつ棒状分子である。筋収縮時のエネルギー源となるアデノシン-5′-三リン酸(ATP)が結合して分解される部位や、ミオシンのパートナーとなるタンパク質アクチンを結合する部位はミオシン頭部に存在する。現在ミオシンは、20K、50K、26Kと呼ばれる三つの"ドメイン"に分けて研究されている。筋収縮のメカニズムを考える上で、これら三つのドメイン間の相互作用がどの様にしてミオシン頭部の機能に関連しているかが、当面最も重点的に研究されなければならない。ミオシン頭部の三つのドメインを差螢光ラベリング法により特異的にラベルして、結合している蛍光ラベルのスペクトル変化から各々のドメインで... | {
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臨床看護師の看護実践能力獲得状況の自己評価について横断的に調査し、臨床看護師に対するキャリア支援方略を検討することを目的としている。鳥取大学医学部附属病院病棟に勤務する看護師717名を対象とした。回収した調査票418件(回収率58.3%)のうち、無効回答のある調査票を除き、363件(有効回答率87.8%)を分析した。看護実践能力は、看護実践能力評価尺度(CNCSS: Clinical Nursing Competence Self-Assessment Scale)を使用し測定した。CNCSSは13概念64項目からなり、達成の程度について4件法で回答を求めた。対象者は、臨床看護師としての経験年数により5グループに分け、それぞれのグル... | {
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看護実践能力の獲得順序性分析については、CNCSSデータ(363名分)を基にNurse-Skillチャートを作成し、コンピテンス項目別の達成度から達成難易度を確認した。そして、達成度と達成難易度の関連を精査し、不適切な項目を削除し、64項目から39項目を選択した。各能力の特性を算出し、看護実践能力の修得予測年数を算出した。今後は、コンピテンス項目の修得に係る先行順を影響経路図で表し、看護実践能力の獲得順序性を考慮した教育プログラムを作成する。臨床看護師の看護実践能力の獲得状況について、2017年度に行った調査の分析を予定通り実施した。また、看護実践能力の獲得順序性を予測するために、各能力の達成内度の確認と項目精査、経験年数別実践能力... | {
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社会的養護制度の領域において、当事者の参画は依然として萌芽期にある。現在、日本では約10団体が活動しているとされるが、その体系化は進んでおらず、国際的な状況から遅れをとっている。本研究の目的は、社会的養護領域における当事者参画推進に向けた組織化およびアクションリサーチの要件を整理することである。そのために、以下の3つの研究課題を設定し、明らかにする。研究課題1:先進国における当事者参画システムを明らかにする:社会的養護領域における当事者参画の先進諸国において実施されている当事者参画のシステムについて、制度的レベルから具体的に整理する。1年目である2017年度には、アメリカ合衆国ワシントン州において近年制定された制度の成立過程について... | {
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2:先進国における当事者参画のためのプログラムを明らかにする:先に把握した各国の当事者参画の制度的システムにおいて、実施されているプログラムやトレーニング・ツールの内容を収集し、明らかにする。初年度に把握した当事者の安全性確保についてのトレーニング「ストラテジック・シェアリング」について、2018年度はより具体的な内容を整理し、明らかとなった内容を学会等で報告し、安全性確保のための取り組みを広めるよう努めた。研究課題3:日本国内における当事者参画・組織化に向けた要件を明らかにする:実際に日本において当事者参画を組織化するにあたって、どのような運営方法が適するか明らかにする。2018年度、米国で初めて当事者団体を立ちあげた団体のエキス... | {
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本研究では、タンパク質と低分子有機化合物との相互作用を微量の試料で精密測定する方法の開発を目指した。その結果、ミクロフロンタルゲルろ過法(mFGC)を確立することに成功し、微量の血液で血清タンパク質(アルブミンなど)の代謝産物や薬物に対する結合機能を定量化できるようになった。今後、本方法を自動化し、血清タンパク質の熱力学的結合パラメーターという新しい診断項目が糖尿病や高脂血症などに対する有用な診断情報になるかどうかを検証する。以下に主要な成果を示す。1.50μL-スケールでの超微量FGCを実現。内径0.5mm、長さ10cmのキャピラリーカラムに高性能ゲルろ過樹脂を充填、高圧ナノシリンジポンプによる無脈流送液、流路容積の微量化などによ... | {
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基質複合体の存在を本法で証明できる可能性を示した。本研究は,タンパク質と低分子有機化合物(代謝産物や薬物)との相互作用を微量の試料で精密測定する方法の開発を目指している。本方法(微量FGC)が実現すると,100マイクロリットル程度の血清で各個人の血清タンパク質(アルブミンなど)の機能を定量化でき,糖尿病や高脂血症などに対する新しい診断情報の入手が可能になる。平成19年度は,以下の成果を得た。1.50μL-スケールでの超微量FGCを実現。内径0.5mm,長さ10cmのキャピラリーカラムに高性能ゲルろ過樹脂を充填,高圧ナノシリンジポンプによる無脈流送液,流路容積の微量化などにより,50μLの試料で良好なフロンタルパターンが得られるように... | {
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本研究ではEBV陽性がん細胞維持に重要なLMP1及びBZLF1の遺伝子発現機構を明らかにすることを目的とした。(1)潜伏感染II型におけるLMP1遺伝子の発現を調節する因子の同定:潜伏感染II型におけるウイルス癌遺伝子LMP1の発現の分子機構の一端を明らかにした。LMP1遺伝子の転写を制御する宿主因子を網羅的に同定するために、cDNA発現ライブラリーを用いたスクリーニングを遂行し、新規転写因子としてC/EBPεを同定した。LMP1には近位(ED-L1)、遠位(TR-L1)の二つのプロモーターが存在するが、近位のプロモーター上の特定部位にC/EBPが結合することで近位と遠位の両プロモーターを活性化することが分かった。C/EBP結合部位... | {
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これらの結合部位に変異を導入した組替えEBV BACDNAをそれぞれ作成し、HEK293細胞にトランスフェクションすることによりそれぞれの組替えEBウイルスが潜伏感染する細胞株を樹立した。b-zip因子の結合部位に変異を持つEBV潜伏感染細胞ではBZLF1の発現量が顕著に低下したが、KLFの結合部位変異株ではあまり影響しなかった。MEF2の結合部位変異株ではBZLF1の発現量は顕著に低下した。24年度が最終年度であるため、記入しない。LMP1及びBZLF1の発現調節を行う新規の転写因子を同定し、その解析を遂行し、publishすることができ、おおむね目的を達成した。24年度が最終年度であるため、記入しない。LMP1プロモーター及びB... | {
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古文書から現代の電子文書に至る大量で多様なアーカイブズ資料を的確に検索できる目録やデータベースを作るには、これらの資料の特性を十分に考慮した記述のルールを予め定める必要がある。本研究では、図書館界の目録規則との比較や、国内外の記述標準及び記述実態の調査に基づき、アーカイブズ記述において特に重要なのは、資料を個別的にではなく複数資料から構成される集合体として把握し表現する「集合的記述法」の開発であることを明らかにした。古文書から現代の電子文書に至る大量で多様なアーカイブズ資料を的確に検索できる目録やデータベースを作るには、これらの資料の特性を十分に考慮した記述のルールを予め定める必要がある。本研究では、図書館界の目録規則との比較や、国... | {
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新井らはGM-CSF受容体bc鎖の細胞内領域の全てのチロシン残基をフェニルアラニンに置換した変異体はGM-CSF依存性の細胞増殖シグナルの伝達、STAT5,MAPKの活性化を誘導することはできないがJak2を活性化することができ、しかもJak2特異的阻害剤AG-490によって阻害される抗アポトーシス効果をもつことを示した。宮島らは、IL-3/GM-CSFなどで活性化されるSTAT5の標的遺伝子をを検索する過程でマウスOncostatinM(OSM)遺伝子をクローニングし、その受容体の解析から、ヒトとは異なり、マウスではOSMとLIFは受容体を共有しないことを明らかにした。OSMは生体の骨髄で強く発現しているが、骨髄由来の血球には作用... | {
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富田らは、マウス骨髄性白血病細胞で発現させたGM-CSF受容体とLIF受容体のキメラ分子を解析し、LIF受容体細胞内領域のホモダイマーが細胞増殖停止と分化誘導のシグナルを伝達できること、及びSTAT3の活性化と分化誘導とに相関があることを示した。松島らは、ヒトCD34陽性、マウスLin陰性c-kit陽性造血幹細胞はCCR1を発現するが、IL8Rを発現しないこと、CCR1は赤芽球系前駆細胞にも発現し、MIP-laがBFU-Eを抑制することを示し、in vitroでのマウス造血幹細胞からケモカイン受容体を発現する樹状突起細胞の分化誘導に成功し、さらにマウスLin陰性c-kit陽性造血幹細胞にそれぞれ独立に樹状突起細胞に分化するCD11b... | {
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代数的な統計モデルに対する,全く新しい代数的な推定量を提案し,その推定法手式とその解(推定値)を計算する方法を実際に示した.この推定量は漸近有効性と尤度方程式の低次性の両方を実現する.これは,「統計学的な有効性と代数計算の簡便性のトレードオフの解析」という全く新しい研究の可能性を示したという点でも重要である.一方,デンドログラムデータの幾何学的な特徴を用いた新しい検定手法を提案し,その理論的妥当性を示した.また,それを用いて,被験者群間の英単語心内辞書の差異の有無を検定した.本研究は,複数の国際会議や論文で発表された.計算機代数学とは,グラブナー基底に代表される代数学的手法や多項式計算アルゴリズム等の研究分野であり,近年ソフトウェア... | {
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また本研究のもう一つの研究対象であった大規模ランダム行列理論の応用として,生産管理,特にフローショップ型スケジューリングに関する問題に対して,パーコレーションの手法を導入する新しい解析手法を提案した.具体的には,統計物理や確率論で研究されているサイトパーコレーションの理論を用いてフローショップの総処理時間(メイクスパン)の漸近的な分布を評価した.特に,フォワード法,バックワード法のメイクスパン関数は漸近的に,shape functionとよばれる関数と一致し,ハイブリッド法とよばれるスケジューリング手法では,二つのshape functionを足し合わせたものとなった.本成果は国際会議で発表された.また,本科研費研究全体を通しての大... | {
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国際会計基準審議会が進めている単一の高品質な会計基準の開発においては,企業の意図を捨象して,取引の経済的現象面だけに焦点を当てる方向性が確認されるとともに,その経済的現象に関する具体的な会計基準の開発が,概念フレームワークとの演繹的な関係に加えて,個々の会計基準間の整合性という観点も取り入れらたマトリックス構造の様相を呈している。さらに,そこでは,演繹性と整合性の比重の置き方に揺らぎが見出される。国際会計基準審議会が進めている単一の高品質な会計基準の開発においては,企業の意図を捨象して,取引の経済的現象面だけに焦点を当てる方向性が確認されるとともに,その経済的現象に関する具体的な会計基準の開発が,概念フレームワークとの演繹的な関係に... | {
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磁性化技術を用いて性状の異なる2種類の食品中の成分の分離・除去を試験した。茶抽出液中のカテキン類とカフェインの分離,エステル型カテキンと非エステル型カテキンの分離,及び卵黄中のコレステロールの効率的な除去方法を試験した。Fe2+とFe3+イオンのアルカリ共沈により調製したマグネタイトにより各々の吸着剤の磁性化を行った。茶抽出液中のカフェイン,エステル型カテキンの分離は磁性化-活性白土,-PVPP,-コラーゲンにより〓過,遠心分離を行うことなく簡易に行うことができた。卵黄中のコレステロールの除去はβ-CDとコレステロールとの包接体をあらかじめ作成し調製した磁性化(鋳型)β-CDにより行った。磁性化技術を用いて性状の異なる2種類の食品中... | {
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本研究は磁性化粒子とそれを付着する永久磁石を用いて簡易に可溶化液状食品や懸濁状食品に含まれる特定の成分を分離,除去する方法に関するものである。本年度は,緑茶抽出液中のポリフェノール類のうちエステル型(ガレート型)カテキンの選択的分離について吸着剤としてコラーゲンとカゼインを磁性化し,磁石を用いた分離技術による方法を試験した。磁性化粒子の調製は前年度の方法に従い,マグネタイトとコラーゲン,カゼインとの複合体形成により磁性化吸着剤を調製した。吸着剤処理後の緑茶抽出液をHPLC分析した結果,磁性化コラーゲンではエステル型カテキン(EGCg, ECg)の吸着が大きく,EGCgの残存率とカフェインや非エステル型カテキン(EC, EGC)の残存... | {
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1.気体が高分子膜を透過するには、気体分子の膜内への溶解と膜内での拡散の2つの過程を経なければならない。気体の高分子膜透過は、高分子膜が緻密なものであればレーザー照射により促進され、一方、膨張させた膜では透過が抑制される。このような透過流量の変化が、レーザー照射により、溶解と拡散の2つの過程がどのように変化することよるものであるのかを調べるためには、レーザー照射下での透過総流量の非定常測定(Time Lag測定)を行なった。Time-Lag測定を行なうと拡散係数が求まり、別に測定した透過係数と合わせることにより溶解度も求まる。実験の結果、レーザー照射により透過が促進されるのは、主として、膜内での拡散の活性化エネルギーが減少するためで... | {
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本研究は、前近代の日朝越三国における修史(歴史記述)および公文書様式の比較、各言語での成果発表などを通じて、本格的な日朝越三国の、三国及び世界の学界と結びついた比較史研究をおこなうための、方法的な土台作りを図るものである。それは対象の設定や使用言語の面で、従来の「東アジア史」を大きく変え、グローバルヒストリーにも新しい視座を提供できる可能性をもつ。2年間で計4回の研究会(最終回は国際シンポ)を開催して各自の成果を共有したほか、ハノイでの朝越比較史シンポ(2017年3月)でも成果を紹介するなど、多言語による成果発信も進められた。本研究は、前近代の日朝越三国における修史(歴史記述)および公文書様式の比較、英語・中国語を加えた5言語での成... | {
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東洋史学研究そのものはほぼ順調に進展したが、当初想定していた研究管理のための恒常的なアルバイト雇用をとりやめその謝金が不要になったこと、現段階で必要な朝鮮史料が国内で十分入手でき、韓国渡航が不要になったことなどから、総額で余りが生じた。朝越比較史の国際シンポなど次年度以降に成果報告をすべき場所が増えたため、そちらの論文校閲などの旅費・謝金として使用する計画である。 | {
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CGは映画、テレビ番組、ゲームなど応用範囲が拡大している。その基本である幾何学モデルの取得には多大の労力を必要とする。本研究では、3次元物体が実在する場合、形状自体はレーザスキャナーやCTを用いて計測することを前提とした。リアリティのある物体を作り上げるには物体表面の光特性(テクスチャーと光反射)を計測する必要がある。本研究では、デジタルカメラのみを用いる方法を提案する。まずテクスチャーを貼り付ける問題を取り扱った。高速処理するために、階層的マッチング方法を考案した。まず物体のシルエット(外周)を抽出し、1段目:中心からの距離のヒストグラム、2段目:外周距離プロファイル、3段目:低解像度シルエット、4段目:高解像度シルエットの順にマ... | {
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豊橋市市立美術館の協力を得て,所蔵品の中から粘土人形像:天神立像と天神座像の3次元形状測定を行った。3)高速テクスチャマッピングとリフレクタンスの測定1)と2)で得られた3次元物体の写真を撮り,写真を撮った位置を推定して,撮影画像を正確にテクスチャーをマップした。2度ずつ位置をずらせた約30枚の撮影を行い,リフレクタンスを測定した。撮影所要時間は約5分,計算時間は30分程度である。計算時間の殆どは撮影位置推定の計算時間である。測定したリフレクタンスにより,Torrance-Sparrowモデルによりレンダリングを行い,リフレクタンスも考慮した極めてリアルなモデルを作り上げることが出来た。4)3次元物体のWeb表示システム市立博物館用... | {
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フルカラーエレクトロルミネッセンス(EL)パネル実現のためには, 3原色(赤緑青)発光を得ることが必要不可欠である.本研究では,新しいカラー薄膜EL材料の可能性としてCaS, SrSをとりあげ,薄膜成長法の確立と薄膜EL素子の多色化について検討した.得られた知見を以下に記す.1.CaS, SrS薄膜を電子線蒸着法により作製した.蒸着時の基板温度を400600°Cにあげることにより膜の結晶性は改善された.また,イオウの共蒸着を行うことにより化学量論的組成比からのずれも小さくなった.2.二重絶縁構造を有するCaS:Eu(赤色発光), CaS:Ce(緑色発光), SrS:Ce, K(青色発光)薄膜EL素子を作製し, 3原色のELを得ること... | {
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イオン固有の許容選移による発光を示した。得られた輝度は650cd/【m^2】(1KHz)であった。また、SrS:Ce,K素子はヒステリシス特性(メモリー効果)を示した。3.青色発光SrS:Ce,K薄膜EL素子の励起機構を検討するため、パルス励起(パルス幅100μs,繰り返し周波数1KHz)によるEL発光波形を測定した。その結果、1回の励起期間に3回の発光が観察された。第1ピークは電圧が立ち上がらないうちに、第2ピークは電圧の立ち上がり直後に、また第3ピークは電圧の立ち下がり直後に観測された。第1ピークと第3ピークは電界が発光中心を直接衝突励起するにはあまりに低すぎる時見られるため、直接衝突励起によるものとは考え難く、むしろエネルギー... | {
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本研究では現在主流のリチウムイオン電池を凌駕する次世代高性能二次電池の開発をめざして、正極活物質として優れた性質を持つ有機化合物の創成を行った。その結果、フェナジン5,10-ジオキシドやジチオオキサミド誘導体は多電子型充放電反応を起こし、初回の容量において、リチウムイオン電池の実効容量(150Ah/kg)を超えることが明らかとなった。これらの化合物はサイクル特性の改善などを行うことにより、次世代高性能二次電池材料として期待できる。本研究では現在主流のリチウムイオン電池を凌駕する次世代高性能二次電池の開発をめざして、正極活物質として優れた性質を持つ有機化合物の創成を行った。その結果、フェナジン5,10-ジオキシドやジチオオキサミド誘導... | {
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また、Sを用いた場合も1回目の放電容量が500Ah/kgと大きい値を示すことを明らかにした。しかし、どちらの場合も充放電サイクルの増加とともに、急激な容量減少が見られた。サイクル特性の改善が今後の検討課題である。エネルギーを必要に応じて貯蔵し、使用することの出来る二次電池は今日の情報社会において重要なものである。そこで本研究では次世代高性能二次電池の開発を目指して、正極活物質として優れた性質を持つ有機化合物の創成を行っている。これまでの研究で分子内にオキサミド構造を持つポリマー1を合成し、その充放電挙動を調査した結果、反応に多電子が関与すること、また充放電容量が約200 Ah/kgであることを明らかにした。そこで今年度はジチオオキサ... | {
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福島第一原子力発電所の事故で生じたトリチウム汚染水の処分法として、海洋に希釈放出することが最も現実的であるが、社会的理解が得られないために実現していない。そこで海洋放出に対して社会的理解を得るために学際的な検討チームを立ち上げ、問題点の確認と研究者として何ができるか検討をした。汚染水処理が理解されるための行動計画を立て、これを元に予算申請を行った。トリチウムの生物影響に関して、平成29年度科研費基盤研究(B)に応募した結果、基盤研究(B)(16H04629)が採択された。また環境トリチウム計測の問題点を明確化し、平成30年度の科研費挑戦的研究(萌芽)を申請中である。福島第一原子力発電所の事故では、トリチウムの含んだ汚染水が大量に発生... | {
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福島第一原子力発電所の事故で生じたトリチウム汚染水の処分法として、海洋に希釈放出することが最も現実的であるが、社会的理解が得られないために実現していない。そこで海洋放出に対して社会的理解を得るために学際的な検討チームを立ち上げ、問題点の確認と研究者として何ができるか検討をした。汚染水処理が理解されるための行動計画を立て、これを元に予算申請を行った。トリチウムの生物影響に関して、平成29年度科研費基盤研究(B)に応募した結果、基盤研究(B)(16H04629)が採択された。また環境トリチウム計測の問題点を明確化し、平成30年度の科研費挑戦的研究(萌芽)を申請中である。平成27年度の活動により放射線生物影響研究分野で学際的な研究体制の構... | {
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前期古墳を鹿児島で初めて確したことにより、南限域の古墳の出現と展開の研究に関する重要な資料を入手することができた。3.県内に収蔵されている古墳時代資料の調査を行い、データ化を進行している。本研究では、平成14年度から平成15年度に渡って前方後円墳築造の南限域である鹿児島県大隅地域において古墳の調査を実施してきた。本年度はその成果を整理し、総括することを中心に作業を進めた。これまでの調査では、古墳築造の境界域として古墳築造の本質的な意義を追求し得る重要な位置づけにありながら、学術調査事例のなかった大隅地域において、岡崎古墳群というフィールドを選びその古墳時代墓制の実態解明を進めてきた。その結果、次のような成果を得た。1.新たに岡崎20... | {
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本研究では、再生可能エネルギーの普及政策について次の成果が得られた。1)アメリカ・テキサス州において実施されている固定枠制の経済的評価また実現性に関する評価。2)EUおよびドイツで進められている再生可能エネルギー普及政策についての詳細ルールに関する評価。3)再生可能エネルギー普及政策の経済学的な基礎に関する考察。これらによって、再生可能エネルギー政策の経済的な基礎的研究を行うことができた。アメリカ、EU各国(ドイツ、スペイン、デンマーク、イギリス等)で実施されている再生可能エネルギー普及施策を効率性と実行可能性の観点から比較検討し、効果的制度に必要な要素を抽出する。加えて、新しい環境経済政策手段として再生可能エネルギー普及政策を位置... | {
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特にドイツについては、研究者、電力事業者、系統管理者、政府関係者を中心に詳細なインタビュー調査を実施した。その結果、ドイツにおいては、再生可能電力の普及政策による直接的影響は系統管理者が受けていること、具体的には電気の配分、費用負担の配分に関する影響がでていることが判明した。ドイツにおいては、その影響を緩和するための制度的枠組が形成され、2009年より開始される予定であることがわかった。2)電力自由化が再生可能エネルギー普及政策に与える影響、EUETSが再生可能エネルギー普及政策に与える諸影響について文献を収集して検討を行った。その結果、EUETSの中に再生可能エネルギー設備への投資を促す制度が組み込まれていることがわかった。3)1... | {
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平成19年度までの研究によって、Inhibitor of DNA binding 2(ID2)がVEGFの発現を調節することで、肝細胞ガンの細胞運動能・浸潤能を改変し、肝細胞ガン進展機構に寄与していることを明らかとした。平成20年度では、ID2自身の発現制御機構としてID2プロモーター領域のDNAメチル化による制御について研究を進めた。平成19年度までの研究では、肝細胞ガン細胞株における脱メチル化剤によるID2発現の誘導は確認されていたが、ID2プロモーター領域におけるDNAメチル化を見いだせていなかった。平成20年度では探索領域を広げた結果、メチル化特異的PCR(MSP)によって検出されるID2のメチル化領域を見いだした。これを基... | {
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平成19年度までの研究によって、Inhibitor of DNA binding 2(ID2)がVEGFの発現を調節することで、肝細胞ガンの細胞運動能・浸潤能を改変し、肝細胞ガン進展機構に寄与していることを明らかとした。平成20年度では、ID2自身の発現制御機構としてID2プロモーター領域のDNAメチル化による制御について研究を進めた。平成19年度までの研究では、肝細胞ガン細胞株における脱メチル化剤によるID2発現の誘導は確認されていたが、ID2プロモーター領域におけるDNAメチル化を見いだせていなかった。平成20年度では探索領域を広げた結果、メチル化特異的PCR(MSP)によって検出されるID2のメチル化領域を見いだした。これを基... | {
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1.アポEノックアウトマウスの動脈硬化進展過程に対する精神的ストレスの影響遺伝性動脈硬化発症アポEノックアウトマウス雄雌4ペアをジャクソンラボから購入し、掛け合わせて継代した。6週齢の雄を高コレステロール食で飼育し、精神的ストレスをかけ、動脈硬化進展過程に対する影響を経時的に観察した。体動不可能なケージに6時間閉じ込める拘束ストレス群(n=8)と、氷水の中を4分泳がせる強制水泳ストレス群(n=16)を作成した。いずれのストレスも隔日に与え、3ヶ月続けた。終了後、胸部および腹部大動脈を単離、固定、HE染色し、組織学的に検索した。内膜に脂質を取り込んだ動脈硬化プラークはストレスをかけない対照群(n=8)において大動脈ツリーにおける分岐部... | {
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ストレス反応を形成する視床下部-下垂体系の神経伝達機構の制御を行う重要なシナプス受容体であるμ-オピオイド受容体の、エクソン1の第118塩基の多型をリアルタイムPCRにて増幅して検索しようとした。しかし、成功していない段階で年度末となりました。結果はまだ得られておりません。 | {
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高次元特徴量空間は、時系列データ、画像データ、映像データなどのマルチメディア情報を照合・解析・検索するための手法として従来から使われている手法であるが、近年、その量的な大規模化が目覚しく、かつてのパターン認識システムでは考えられなかった規模のデータを蓄積可能になっている。そして、そのような大規模なデータに対しては、従来からの処理手法をそのまま適用したのでは、十分な性能が発揮されなかったり、データ本来の能力を十分に活かし切れない場合がある。そのため、データの大規模化に適合した新しい処理手法の必要性が高まっている。データの大規模化の影響が端的に現われる現象として、局所分布の多様性があり、大規模なデータの場合には、ひとつの特徴量空間の中で... | {
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本研究は,紀元前1000年紀の前半を中心に編集された,古インドアーリヤ語最古の散文文献から適切な部分を選んで翻訳し,詳細で多面的な注記・文法の説明・語彙集と共に,日本語で発表することを目指している。2年間に準備できた原稿は約10篇ほどについてであり,中5篇については,原典テキスト・翻訳・注解を入力し終え,ほぼ完成原稿の形になっている:(1)シュナハシェーパの物語,(2)プルーラヴァスとウルヴァシー,(3)マールターンダの物語-人と死の起源-,(4)マヌを巡る神話群(:マヌと洪水,マヌと娘イダー,マヌの妻とアスラたちの祭官),(5)ブリグの異界巡り。完了した部分は印刷して約80頁分に当たり,原典の校訂・注記,その他の付属篇を合わせて,... | {
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特に,古代インドの実生活,生活文化の中身に対する理解は文献理解の基本でありながら,これまでの研究に見るべきものが比較的少なく,牧畜移動生活,農耕,植民活動などに焦点を当てた章を設け,適切な文献個所を抜粋して紹介したい。特殊文字・記号の処理方法には未だやや不満な点が残っている。古いファイルや欧米で入力された資料の利用は,Word2000の出現によって大幅に推進されることとなった。二次文献の整備(購入,コピー),従って,その検討については,未だ不十分な点が残る。 | {
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低密度パリティ検査符号(LDPC符号)は、1962年Gallagerにより提案された誤り訂正符号であるが、最近の計算機パワーの急激な増加により、BP(Belief Propagation)アルゴリズムなどの繰り返し復号法が適用可能となり、高性能な誤り訂正能力を実現できるようになっている。これに対し、本研究そはLDPC符号を、誤り訂正ではなく、有歪みデータ圧縮符号化に利用すことを考え、その性能評価を行った。14年度は、低密度パリティ検査符号を用いて有歪み圧縮を行うための符号化アルゴリズムを与え、さらに、LDPC符号に対するMac Kayのランダムアンサンブルにおいて、符号語長が大きくなるに連れて漸近的に圧縮限界であるレート歪み関数を達... | {
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本プロジェクトの目的は、品質と信頼性の高いソフトウェアを開発するための実用的及び形式的な発展手法(evolution approach)に関する研究を行なうことである。当初の研究計画の実現に向けて,平成10年度は,以下の研究を遂行した.1.形式的仕様を求精する既存なルールを検討し、ソフトウェア発展のためのルールを提案した。このルールでソフトウェアを漸増的に発展することの検証ができる。さらに、このルールと既存な求精のルールの関係も検討して確立した。本研究に関して,以下の論文を発表した.2. SOFLという形式的仕様言語で鉄道の踏切制御システムの仕様書を作成した.このシステムは,直接,人命に係るために,絶対的な信頼性を要求される安全性が... | {
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1.デバイス試験体の静的加力実験1.1実験目的:モルタル中にビニロン繊維を体積比で1.5%混入した高靭性型セメント系複合材料(PVA-HPFRCC)を用いて,エネルギー吸収デバイスを想定した壁柱を製作し,曲げ・せん断実験を行った。実験の目的は,エネルギー吸収能力,剛性コントロールの可能性,および,せん断応力度レベルの違いによる損傷制御の可能性を把握することである。1.2実験概要:試験体形状は,柱幅200mm,柱せい450mmで一定とし,柱高さを900,600,450mmと変化させた。試験体数は,柱せん断スパンと主筋の強度の組み合わせにより剛性のコントロールを把握するための試験体3体,せん断応力度レベルを変化させた試験体2体,比較用の... | {
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4.平成13年度は,本実験で得られた構造性能特性をモデル化し,建物に組み込んだ構造解析を行うことにより,無機質材による高エネルギー吸収部材を組み込んだ構造システムの有効性や構造性能の可能性を明らかにすることとしたい。1.平成12年度の実験結果より,以下の点を把握した。(1)高靭性型セメント系複合材料を用いた試験体は,鉄筋コンクリート造試験体に比べて,エネルギー吸収能力および靭性能に優れており,また,せん断ひび割れの分散およびひび割れ幅の抑制効果が顕著であったことから,エネルギー吸収材および損傷制御材としての利用が可能であることが把握できた。(2)せん断スパン比および主筋強度を変化させることにより,曲げ耐力および剛性をコントロールする... | {
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本研究は、自己由来分子による炎症・免疫応答の調節機構を解明し、その破綻としての各種疾患の発症についての理解を深め、炎症・免疫疾患発症機構における新たなパラダイムの創出を目指すものである。細胞が様々な刺激を受けるとタンパク、核酸などの多様な成分が放出され、それらが炎症・免疫系を調節することが注目されつつある。このような細胞応答シグナルのバランスが破綻することが種々の疾患の発症に繋がると考えられるが、自己由来成分の本態や作用機構には未知の点が多い。我々は既に、代表的な自己細胞由来炎症誘発タンパクであるHMGB1(High-mobility group box 1)の機能解析を推進するとともに、新たな炎症誘発性低分子RNAや抑制性脂質成分... | {
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本研究課題では,ハイブリッドシステムの制御における計算の効率化に取り組んだ.成果として,有限オートマトンの安定化に基づくモデル予測制御手法,およびオフライン計算とオンライン計算の両方を用いた精度保証付き近似解法を提案した.また,数値実験により計算の効率化が実現されたことを確認した.さらに応用として,ブーリアンネットワークモデルで表現される遺伝子ネットワークの解析と制御にも取り組んだ.本研究課題では,ハイブリッドシステムの制御における計算の効率化に取り組んだ.成果として,有限オートマトンの安定化に基づくモデル予測制御手法,およびオフライン計算とオンライン計算の両方を用いた精度保証付き近似解法を提案した.また,数値実験により計算の効率化... | {
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発達障害児の心の理解についての検討を行った。Baron-Cohenら(1985)とHappe(1994)を参考に,心の理解課題を作成し(花熊ら,2002),健常児(小学校1-3年生)や軽度発達障害児(小学校1年生-中学校3年生)に実施した。課題の物語を聞かせ登場人物の行動予測や言動の真偽を判断させ,なぜそう思うかの理由を回答させた。行動予測や言動の真偽の判断のような択一的な課題については健常児と軽度発達障害児との間には差は見られなかった。しかし,行動予測や真偽判断の理由については健常児と軽度発達障害児との間で差が見られた。特に高機能広汎性発達障害(以下,高機能PDD)児においては,健常児とは異なる回答が見られた。一方,知的障害養護学... | {
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これまで,多くの研究が1次の誤信念課題についてなされてきたが,被験者の回答の質的分析はあまりなされてきていない。本研究から,被験者の回答の質的な分析の必要性が明らかとなった。また,Happe (1994)の心の理解課題(比喩・嘘・配慮・冗談・皮肉)についても,多くの子どもが課題中の物語の登場人物の言動の真偽を正しく判断できた。しかし,その真偽の判断は,事実と言動が異なっていることのみに言及したものが多かった。事実と言動が異なっている理由についての回答も小学校1-3年生の健常児の結果(花熊ら,2002)とは異なり,登場人物の心情を正しく推論できた者は中学生の1名のみであった。登場人物の言動の真偽の判断における健常児との違いが,発達的未... | {
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遺伝性脊髄小脳変性症(spinocerebellar degeneration:SCD)とは、おもに小脳系の変性を中心とする複数の疾患群の総称である。30代後半になって発症し、小脳失調、歩行困難、痴呆など多彩な症状が徐々に進行する悲惨な疾患で、北海道には500人を超す患者が知られている。遺伝形式から常染色体上の1個の遺伝子の異常がSCDの原因を成すと推定でき、各疾患(病型)には各々特異的な原因遺伝子が想定されている。これまでの連鎖解析によってその原因遺伝子の局在が次々と決定され、現在SCA1SCA7の7型が明らかとなっている。うちSCA1、SCA2、SCA3(Machado-Joseph病;MJD)については原因遺伝子が既に同定され... | {
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Holmes失調症はSCA1、SCA2、SCA3と同じくポリグルタミン鎖病に属するものであることが判ったが、これら3者に比し患者のCAG反復配列が際立って少ない。この事はHolmes失調症の発症年齢が高齢に偏る原因と推察された。また検索したHolmes失調症12家系全てにおいてCACNL1A4遺伝子エクソン部に存在する多型標識(D19S1150)が同一である事から日本人Holmes失調症患者は共通の祖先より派生した可能性が示唆された。この研究により日本人には少なくともSCA1、SCA2、SCA3、SCA6の4病型が存在し、その鑑別診断が可能となった。遺伝性脊髄小脳変性症(spinocerebellar degeneration:SC... | {
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InAlAsのウェット酸化を利用したIII-V MOS界面の研究を行った。XPS分析、エリプソメトリー、TEM像解析等により、InAlAsの酸化機構を明らかにし、良好な界面特性を持つInAlAs/InP MOS界面を実現することに成功した。またInP酸化防止層を配した構造において、InAlAs層の自然酸化を抑制することで、良好なMOS界面が再現性良く得られることを明らかにした。これにより既存のSiトランジスタの性能を上回るIII-Vトランジスタを実現するための基盤技術を確立した。InAlAsのウェット酸化を利用したIII-V MOS界面の研究を行った。XPS分析、エリプソメトリー、TEM像解析等により、InAlAsの酸化機構を明らか... | {
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本研究は、熱可塑性樹脂をマトリックスとしてガラス短繊維を含む高分子複合材料の疲労寿命のデータを集積するとともに、高分子複合材料の疲労のメカニズムを明らかにし、信頼性に富み、迅速な判断が可能な耐久寿命評価方法を確立することを目的とした。以下に、本研究で得られた主な成果をまとめた。1.疲労挙動は以下の3段階に分けられた。1)初期段階では、疲労進行とともにtanδおよびAE発生頻度が低下する。2)中期段階では、疲労進行とともにtanδおよびAE発生頻度は変化のない定常状態となる。3)後期段階では、疲労進行とともにtanδおよびAE発生頻度が増加する。2.上記1.の挙動は負荷応力レベルにより変化した。すなわち、負荷応力が低くなるほど、tan... | {
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途中段階の試験片の光学顕微鏡観察より、疲労初期段階で試験片端部において繊維破断およぴ樹脂クラックを生じ、疲労進行とともに樹脂クラックが試験片内部でも発生していくことが明らかとなった。(3)疲労途中段階における試験片厚さ方向の超音波を用いた音速測定により、(2)で述べたクラック発生に対応した音速低下がみられた。すなわち、超音波を用いた音速測定が疲労寿命予測手法として適用できることを明らかにした。 | {
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女性は地域活動を行いたいが、家事、育児を担当するために家を離れることが出来ない、集まる時間が取れないということがネットワーク形成の支障となっている。インターネットのうち、特定の者のみが使用できるSNS(Social Networking Service)を活用し、農村女性のネットワーク構築を行い、その手法と問題点を導き出すとともに、農村における女性ネットワーク作りのためのマニュアルを作成することを目的とした。研究経過1女性の活動グループを選定するにあたり農業改良普及センター、農協等を通じてインターネット利用状況を把握するためアンケート調査を行った。2活動グループに対しての指導状況を農業改良普及センターから聞き取りを行った。3ファシリ... | {
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日本産ユリ科植物のうち,Hemerocallis (ワスレグサ)属から,地理的分布とその生育地の環境が著しく異なるゼンテイカ(H.dumortieri var. esculenta)とハマカンゾウ(H.fulva var. littorea)を選び,種子発芽習性について究明した。ゼンテイカは,樺太,北海道,本州(中部,北部)の山地や亜高山帯の積雪地域に多く生育する。一方,ハマカンゾウは,本州(関東以西)から九州の日当たりの良い乾燥しやすい海岸斜面に多く生育する。したがって,当初,ゼンテイカの種子は,散布後,積雪による低温湿潤条件下におかれて後熟性がすすみ発芽すると予測した。逆にハマカンゾウの種子は積雪のない乾きやすい環境に多く散布さ... | {
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自然免疫系が膠原病の病態においても重要な役割を果たすことが示唆されている。本研究では、TLRシグナル抑制遺伝子および関連遺伝子の膠原病の疾患感受性への寄与を検討した。平成24年度は、IRF4およびIRF4の機能に関連する遺伝子を対象とした疾患関連研究を行った。IRF4は、TLRシグナルのアダプター分子であるMyD88とIRF5の結合に拮抗し、TLRシグナルを阻害する。IRF5は、全身性エリテマトーデス(SLE)、関節リウマチ、全身性強皮症に共通の感受性遺伝子であり、I型インターフェロンや炎症性サイトカインの産生に関わる。SLE 102例、対照健常群102例を用いた先行研究により、IRF4遺伝子のイントロンに位置する3つのSNPとSL... | {
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また、節電の影響により、年度の前半は、実験計画を縮小せざるを得なかった。予定していたTaqMan genotyping assay法のかわりにDigiTag2法を用いて遺伝子型決定を行ったため、当初よりも低コストでの解析が可能となった。2翌年度以降に請求する研究費と合わせた使用計画次世代シークエンサーを用いて関連が検出されたSNP周辺のリシークエンシングを行う。DigiTag2法の利用により節減が可能であった研究費を、次世代シークエンサー使用料および試薬購入費に充当する。リシークエンシングで見つかったSNPおよびほかの候補SNPの関連解析を行うために、試薬購入費およびプラスチック器具代として80万円を使用する。関連SNPの機能解析(... | {
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灰重石型構造を示すPbWO4は,Pb(1-x)La(x)WO(4+x/2)のようにPbサイトの一部をLaで置換すると格子間酸化物イオンを形成し,高温で高い酸化物イオン伝導性を発現する.これまで主として室温における中性子構造解析から,酸化物イオンの導電パスは格子間サイトを経由して正規の酸化物イオン間を結ぶものと考えてきた.しかし結晶内の詳細な経路については不明であり,高温のデータに基づいた研究は行っていない.また欠陥構造の異なるPb(1-x)La(2x/3)WO4や,酸化物イオン空孔をもつ同構造のCa(1-x)K(x)WO(4-x/2)でも高温で酸化物イオン伝導性を示すことも明らかになってきた.いずれも母体ではイオン伝導が生じないこと... | {
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高温中性子回折実験はPb1-xLaxWO4+x/2系、Pb1-xLa2x/3WO4系およびCa1-xKxWO4-x/2系について800°Cに至る温度領域で測定した。このうちPb1-xLaxWO4+x/2系はElectrochemical Societyおよび電池討論会で、Pb1-xLa2x/3WO4系は固体イオニクス討論会で発表し、現在データをまとめている。Ca1-xKxWO4-x/2系については一部を上記学会で報告しており、現在は組成を変えるなどして再実験を行っている。Pb1-xLaxWO4+x/2系の格子間酸化物イオンは室温中性子回折で推定されたサイトに近いサイトに存在し、これをつかって2次元的な導電ネットワークが存在することが... | {
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温度変化に応答し低温で親水性、高温で疎水性を示すポリ(N-イソプロピルアクリルアミド)(PIPAAm)誘導体を固体表面に導入し、この表面を用いた新規な疎水性細胞クロマトグラフィーの確立を目指した。今年度は、生理条件下で負荷電を有する細胞と静電相互作用するアミノ基をIPAAmとともに導入した表面を作製し、この表面とリンパ球との相互作用を作用場流動分画法により解析した。IPAAmとN,N-ジメチルアミノプロピルアクリルアミド(DMAPAA)をその混合比を変化させて50w/w%イソプロピルアルコール溶液とし、この所定量を組織培養用ボリスチレン表面に塗布後、直ちに電子線(150kV.0.3MGy)を照射することでポリマーの重合と表面への固定... | {
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いずれの表面でも剪断応力の増大につれてリンパ球の回収率は増加し、かつ、37°Cよりも4°Cで高い回収率を示した。これは、低温側でより親水性の表面とリンパ球とが弱い相互作用をすることを示している。興味深いことに、DMAPAAを5mol%仕込んだ表面では37°Cでも著しく弱い相互作用を示し、60-80%のリンパ球が回収された。さらなるDMAPAAの導入でリンパ球と表面との静電相互作用が強く発現し、4°Cでも回収率が減少した。少量のアミノ基を導入した表面は、正荷電を有するにも関わらず水和構造が著しく変化するために37°Cでもリンパ球ときわめて弱い相互作用をしたと考えられた。以上から、温度変化とアミノ基の導入量を変化させることでリンパ球との... | {
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前年度に引き続き、免疫能、炎症、老化に関する機序の解析と運動・栄養による予防医学的介入研究を進めた。前年度は極端な激運動について検討を行ったが、本年度は運動処方を念頭に置いた健康増進運動についても検討を進めた。健常若年者を対象とした歩行運動の介入研究(1日30分、週6日、3週間)では、トレーニングによって白血球・リンパ球サブセット、NK細胞活性、Tリンパ球幼弱化反応に有意な変化は認められなかったが、血漿インターロイキン12p40濃度に有意な減少が認められ、細胞性免疫が活性化されやすい状態になる可能性が示唆された。高齢者を対象とした12週間の低強度筋力トレーニングでは、CRP、SSA、HSP70に有意な低下が認められ、筋肥厚とCRP、... | {
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なお、運動・トレーニングの影響を評価するためのバイオマーカーの検索も試みたが、現状では実用化に値するような研究結果を得ることはできなかっだ。今後も引き続き研究を行う予定である。 | {
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本年度は、Rett症候群と自閉症の自閉性について、対人関係、コミュニケーション手段、対物関係を中心に検討を行った。結果として対人関係については、Rett症候群は、欲求に対する意志表現能力が低く、瞬発性および持続性において自閉性のそれに劣るが、欲求対象が明らかに人である。これに対して、自閉症は特定の物や事への瞬発性、持続性は強いが、人への欲求は少なく、ある程度の発達段階(恐らく23才以上:今後明らかにする必要はあるが)を越えなければ人への関心はみられない。コミュニケーション手段としての提示行為は、Rett症候群においては牽引行為の初期段階のものが、自閉症においては牽引行為や提示行動が多くみられた。また言語については、Rett症候群も自... | {
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これに対して、自閉症は特定の物や事への瞬発性、持続性は強いが、人への欲求は少なく、ある程度の発達段階(恐らく23才以上:今後明らかにする必要はあるが)を越えなければ人への関心はみられない。コミュニケーション手段としての提示行為は、Rett症候群においては牽引行為の初期段階のものが、自閉症においては牽引行為や提示行動が多くみられた。また言語については、Rett症候群も自閉症も表出言語を持たないものが多いが、それぞれを較べてみると以下のようなことがわかった。Rett症候群は、言語の数は少ないが、名詞とともに動詞も多くみられるが、自閉症においては名詞の数が動詞に較べ多く、特に非クニック型ではこの傾向が顕著である。対物関係については、Ret... | {
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本研究では、訓練によって学習された内容を定着させるための神経メカニズムについて検討を行った。特に、視覚における見分けの学習(知覚学習)を題材とし、「脳視覚野における興奮性・抑制性神経修飾物質のバランスが知覚学習の定着を決める」という仮説の実験的検証を目的にした。この目的のために、第一に、知覚学習の定着を促進するための課題訓練法(オーバーラーニング)を確立し、さまざまな交絡要因の棄却するための統制実験と合わせ、知覚学習の定着を検討するための心理実験系を確立した。第二に、この課題訓練法と神経修飾物質をヒトの脳から非侵襲的に測定する唯一の計測技術(磁気共鳴分光法)を組み合わせ、視覚野における興奮・抑制バランスと視覚学習の定着の関係を検討し... | {
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会話領域では、鼓膜の振幅は、数ナノメータにすぎない。それにもかかわらず、ヒトの聴覚は、鋭敏な判別機能を示している。これは、内耳蝸牛において、何らかの増幅機構の存在しているためではないかと推察されているが、そのメカニズムはまだ、明らかにされていない。また、耳から音が出てくるという現象、耳音響放射(Otoacoustic Emissions:OAEs)は、この増幅機構の副産物であると考えられている。本研究では、レーザドップラ振動計と複合顕微鏡を組み合わせた計測システムを構築し、モルモットの内耳蝸牛内基底板の振動を直接計測した。また、OAEsの中でも、動物でよく検出されるDistortion-products otoacoustic em... | {
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そこで本研究では、数ナノメータ(10^<-9>m)の変位まで計測できる最新のレーザドップラ振動計と複合顕微鏡を組み合わせ、蝸牛内基底板の振動を直接計測するシステムを構築し、モルモットの基底板の振動を直接計測した。その結果、以下のことが明らかとなった。2.基底板の振動は、刺激音の入力音圧の増加に対し圧縮的な非線形性を有し、上述1.の性質は入力音圧が小さいほど鋭くなる。3.モルモットの死後、基底板の振動は小さくなる。またそれは、CFの周波数の刺激音に対して顕著に見られ、CFも低くなる。今後の計画として、研究室に現有するOAE計測システムと上述のシステムを用い、OAEと基底板の振動の同時計測を行い、OAE発生時の基底板の振動挙動を明らかに... | {
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反応分子との構造類似性に主眼を置き設計合成した液晶を反応場として用い、その液晶構造の特異性により二分子熱化学反応を立体化学的に高度に制御するという、新しいコンセプトに基づく高選択的反応系の確立を目的とした。モデル反応系として、(1)150°C前後で惹起されるフマル酸エステルと2,6-ジアルコキシアントラセンとの[4+2]環化付加反応と(2)100°C前後で信仰するニトロンと桂皮酸エステルとの[3+2]環化反応を取り上げ、液晶相下と等方性相下における立体選択性を比較検討した。以下に示すように、効率よい液晶制御系の構築に成功し、今後の進展に明るい展望が得られた。(1)液晶中でも結晶相に近く規則性の最も高いスメクチック液晶媒体下の反応にお... | {
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スパッタおよび50eVイオン照射を用い、厚さ3nmの均一金属膜を作製した。その後、ERDAの手法を用いCMOS用の汎用Si基板にHが含まれることを見いだし、従来のNBTI理論に関する1つの仮説を実験証明ができた。また、260°C以上の設定温度で、HがSi基板外に拡散することを観測し、拡散律速論と呼ばれるモデルがNBTIに適用できることを証明した。この結果を受け、CMOSの製造パラメータを最適化するモデルの構築が可能になると考えられる。スパッタおよび50eVイオン照射を用い、厚さ3nmの均一金属膜を作製した。その後、ERDAの手法を用いCMOS用の汎用Si基板にHが含まれることを見いだし、従来のNBTI理論に関する1つの仮説を実験証明... | {
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水銀(Hg)は有毒な元素であり、様々な化学形態をとる。水銀の化学形態変化を理解することは、地球における水銀循環の理解をする上で重要となる。本研究で着目したのは、溶液中のHg(II)がHg(0)へ還元され、生じたHg(0)が空気中へ放出される現象である。夾雑物を極限まで減らしたHg(II)溶液中でもこの反応が起こる事を見出し、その際に副産物として過酸化水素が生じている事が明らかになった。この発見より、水分子が還元剤としてはたらき、Hg(II)と反応している可能性が示唆された。また、出芽酵母の鉄還元酵素Fre1とFre2が水銀の還元を行っていることを見出した。本研究は出芽酵母Saccharomyces cerevisiaeによるHg(I... | {
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本研究で着目したのは、溶液中のHg(II)がHg(0)へ還元され、生じたHg(0)が空気中へ放出される現象である。夾雑物を極限まで減らしたHg(II)溶液中でもこの反応が起こる事を見出し、その際に副産物として過酸化水素が生じている事が明らかになった。この発見より、水分子が還元剤としてはたらき、Hg(II)と反応している可能性が示唆された。また、出芽酵母の鉄還元酵素Fre1とFre2が水銀の還元を行っていることを見出した。ベースライン問題が解決したため、本年度は計画通り酵母の還元機構の解明を行う予定である。分析化学生物を使用した実験の遂行が遅れたため、使用物品が比較的安価な化学薬品に限られた。生物を使用した実験を遂行するため、当初計画... | {
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木粉や竹粉に柿の渋み成分(カキタンニン)とタンパク質(ミルクカゼイン)を加えて、酵素類似触媒を利用して新規素材を作成して、それらを加熱、圧縮することによって、エコ茶碗等の成型品を作成することに成功した。更に、それら以外に現在の食品や飲料産業から産業廃棄物として排出されていた多量のバイオマスの利用を検討した。それらは各種の特性から4種類に分類することができ、相互にブレンドすることによって、タンパク質や酵素類似触媒を添加することなく、従来品に近い、天然物100%の成型品ができることを実証した。現在、鹿児島県の民間企業に試作委託をした半自動の成型装置を用いて、量産化の問題点を洗い出している。木粉や竹粉に柿の渋み成分(カキタンニン)とタンパ... | {
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本年度は特許出願を見越して、学会発表および論文等の公表はひかえている。初年度と2年度に得られた研究成果に基づいて、本年度では、鹿児島県の加治木産業で試作していただいた、半自動の連続成型装置を用いて、主に緑茶の茶がらをベースにしたエコ茶碗を製造して、その特性を検討した。2年度の研究成果から、緑茶の茶がらのような貯蔵もしくは構造タンパク質の含量の高い、バイオマスを原料として用いたときには粉末に粘りがでて、新たにタンパク質を添加せずとも成形品を作製することができた。特に、手動の熱圧縮装置による単体成型法では緑茶茶がらベースの成形品は、光沢、肌触り、強度とも優れたエコ茶碗を作製する事に成功したが、半自動の連続成型装置で同等の成形品が作れるか... | {
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本研究は、日本の古典演劇である能が、今世紀のはじめ、西洋でどのように紹介され、さらには、E・パウンドやW.B.イェイツといった現代の作家たちにどのような影響を与えたかを探ろうとしたものである。私は、能の比較文学的研究をこの数年間続けてきたが、それをまとめたのが、博士学位論文「能と欧米文学--イェイツとパウンドの能受容を中心に」(平成4年、東京大学)である。この論文を河出書房新社から単行本として出版することになり、現在その書き直しの作業を進めている。論文は全二部構成で、第一部では、主として「パウンドと能」を、そして第二部では「イェイツと能」を扱っているが、この一年間の研究実績としては、第一部の「パウンドと能」の書き直しの作業がほぼ完成... | {
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電子サイクロトロン第2高調波加熱は、ガンマ10において、サーマルバリア形成、アンカー部高ベータ加に用いられ、最近になってセントラル部電子加熱に利用されている。このため、第2高調波加熱の解析を容易に行える手段として、高調波に対する加熱応答関数を構築した。応答関数構築の第1段階として、不均一磁場における、右まわり円偏波に共鳴する電子の軌道・速度を解析的にもとめ、加熱によるエネルギー増分を計算した。多くの研究においては、エネルギー増分の見積りは、波による軌道のずれを考慮せず行っているが、これを考慮しないと、正しいエネルギー増加は得られない。結果は、n次高調波による1回の共鳴点通過でおきる電子の位相平均エネルギー増分は、軌道のずれを考慮しな... | {
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本年度は、まず、乳がん細胞株を用いて、脂肪酸及び関連脂質をGC-MS, LC-MSによって分析する実験系の確立から開始した。特に脂肪酸に関しては、培養容器や環境中からのコンタミネーションが無視できない量で生じること、実験間での測定にかなりばらつきが生じる事などが判明し、その安定化と改善に時間を要した。その後、脂肪酸取り込みに関与する候補遺伝子Bに操作を加えた乳がん細胞株を用いて、脂肪酸解析を行った。結果、遺伝子Bにより選択的に取り込まれうる脂肪酸の構造を、概ね確認することができただけでなく、環境ストレス応答性の脂肪酸を同定することに成功した。また、脂肪酸の取り込みに関与する遺伝子の候補は当初Bの1種類であったが、さらに分析を重ねたと... | {
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本研究は、1980年代以降のイギリスにおける教育訓練資格制度改革の動向に注目し、1)教育政策的側面、2)制度的側面、3)教育内容的側面についての情報収集と分析を通じて、イギリスの教育・訓練と社会構造が資格制度を介して結合する様態のイギリス的特質とともに、日本の教育改革との比較を目的とし、そのための基礎作業として当該領域の文献・資料を収集し、分析作業をおこなった。現時点での成果の概要は以下のとおり。1)80年代以降、教育政策と雇用・訓練政策がさまざまな矛盾・屈折を内包しながらも、いわば国策的に連動の度合いを増しつつあり、国民全体の資格取得と労働力の底上げをめざす本格的な「資格社会」への転換がはかられている。この面で、これまでのイギリス... | {
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昨年度までに実施した海外調査にもとづき、インドネシア・アチェの記念行事を事例とした研究報告を国内外で行なった。このうち、スイス・ローザンヌ大学で開かれた国際宗教社会学会での発表の際に、イスラームを専門とする社会学者から貴重なコメントをいただいた。さらにこの報告を聞いたほかの研究者から、平成30年6月に台湾で開催される東南アジアの宗教にかんする国際会議に招待されることとなった。これらの報告に対するコメントをふまえたうえで2本の論文を執筆した。このうち、苦難の神義論という社会学的観点からインドネシア・アチェの記念行事を分析した論文は、査読を経て、平成30年6月に学術雑誌に掲載されることとなった。東日本大震災とスマトラ島沖地震の記念行事を... | {
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このうち、苦難の神義論という社会学的観点からインドネシア・アチェの記念行事を分析した論文は、査読を経て、平成30年6月に学術雑誌に掲載されることとなった。東日本大震災とスマトラ島沖地震の記念行事を比較したもう一方の論文は、平成30年1月に刊行された論文集のなかの1章として収録された。これら研究成果の発表と並行して、平成29年度は6月と12月にインドネシア・アチェにて海外調査を実施した。6月の調査では、これまで調査に協力してくれたインタビュイーに、調査をもとに執筆し英語に翻訳した論文を確認してもらい、内容についてのコメントをいただいた。また12月の調査では、4年連続となるスマトラ島沖地震記念行事の参与観察調査を実施し、13年後の社会が... | {
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平成27年度は、グラフェンや六方晶窒化ホウ素、二硫化モリブデンなどをヘキサヒドロキシトリフェニレンという平面状の分子をはく離剤として用いることによる2次元ナノシートの合成を行った。さらに、グラファイトをクロリンe6という平面性の光増感剤ではく離して、グラフェン上に担持し、これを細胞に混ぜ、光照射を行ったところ、ごく少量で強い抗がん作用がみられた。以上、平成27年度は、グラフェンのはく離とはく離されたグラフェンの分析に重きを置いて研究を行った。27年度が最終年度であるため、記入しない。27年度が最終年度であるため、記入しない。ホストーゲスト化学に立脚したグラフェンの層数に基づく分離が本研究の主題であり、その中心的役割を担うのは、我々が... | {
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我々は、HTLV-I endemic areaにおけるC型慢性肝障害からの原発性肝癌の発症に、HTLV-Iの重感染が促進的な因子として働く可能性を考え、HCV陽性の慢性肝炎とHCC患者の末梢血液単核球における増殖型(マイナス鎖)HCV-RNAを測定し、その検出率とHTLV-I感染の有無との関係を検討した。C型慢性肝炎患者(HTLV-I陽性5例をふくむ)17名およびHCV陽性原発性肝癌患者(HTLV-I陽性10例をふくむ)20名の末梢血液より単核細胞を分離後、total RNAを抽出しRT-PCR法を用いてHCV RNAの検出を行った。慢性肝炎患者のHTLV-I抗体陽性者では、プラス鎖HCV RNA陽性率5/5(100%)、マイナス鎖... | {
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DNAポリメラーゼはデオキシリボヌクレオチドを基質としてDNAを合成し、世代を超えた遺伝情報の伝搬に機能している。(DNA複製・修復)。一方RNAポリメラーゼはリボヌクレオチドを基質としてRNAを合成し、細胞内での遺伝子発現の手段となる(転写)。この二つの現象はセントラルドグマ上独立しているが、役者である両基質と両ポリメラーゼは酷似している。細胞がこの化学的に似通った、しかし生物学的に厳然と区別された作業を執行するためには、確実且つ効率的な両機構の識別機能の保証が前提となる。本研究ではDNAポリメラーゼを用いてこの識別機構を明らかにするため、Taqポリメラーゼ遺伝子を用いてリボヌクレオチドをデオキシリボヌクレオチドと同様に取り組む新... | {
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本研究ではDNAポリメラーゼを用いてこの識別機構を明らかにするため、Taqポリメラーゼ遺伝子を用いてリボヌクレオチドをデオキシリボヌクレオチドと同様に取り込む新規の変異体を同定、解析した。このうち一つ(A661E)は正しい塩基を野生型と全く同じ効率で取り込むにも関わらず、リボヌクレオチドを野生型の15倍の効率で取り込むことができた。さらに、この変異体は誤ったデオキシリボヌクレオチドについても全て10倍程度野生型より効率よく取り込み、フレームシフト型の複製エラー発生頻度も10倍程度高かった。A661E変異体を3次元立体モデルで解析してみると、置換したグルタミン酸が間接的にプライマーDNA3'末端と相互作用していると推測された。この状態... | {
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本研究は、これまで殆ど例のない「一電子移動型不斉有機触媒」を開発することを主たる目的として実施したものである。種々検討した結果、ビアリールをもつ不斉芳香族第三級アミンを陽極酸化のメディエーターとして用いると、ベンジルエーテル誘導体の不斉酸化が進行することを見出した。また、関連事項として、光電子移動反応における光増感剤の基盤分子としての有用性が期待されるポルフィリン誘導体の高効率的な新規修飾反応及び光化学・電気化学物性の解明についても検討した。本研究は、陽極酸化反応において基質の一電子移動過程を媒介することが知られている芳香族第三級アミンなどにキラルなビアリール構造等を導入することにより「一電子移動型不斉有機触媒」を開発することを主な... | {
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得られた知見の概略を以下に記す。(1)スピロビアリール型不斉芳香族第三級アミンを「一電子移動型不斉有機触媒」として用い、ナフチルヒドラゾンを陽極酸化またはIr(bpy)3などの可視光型光増感剤を用いて一電子酸化すると対応するビナフチルアミンを不斉収率が20%程度で与えることを見出した。(2)環周辺にエステルなどの反応性官能基をもつ無金属ポルフィリンは様々な機能性金属ポルフィリン分子の合成素子としての有用性が来される分子であるが、従来、このようなポルフィリン化合物を短工程で効率良く合成する方法は殆ど知られていなかった。これに対して、Pd触媒存在下ハロゲン化ポルフィリンとKnochelらにより開発された官能基許容性有機マグネシウム反応剤... | {
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(1) BP誘導体を用いたOTFTの作製と移動度向上通常テトラベンゾポルフィリン(BP)は有機溶媒に対して不溶であることから,可溶性熱前駆体(CP)をスピンコートし,基板を加熱することでBP薄膜へと変換させOTFTを作製する.しかし,この手法ではBPの分子配向を制御できず、その正孔移動度(μ)も0.1 cm2/Vs程と低い.そこでBPの5,15位に置換基を導入した可溶性BP誘導体(TIPS-BP)を用いてディップコート法によりOTFTを作製したところ,規則的に分子を配列されることに成功し,μ= 1.1 cm2/Vsを達成した.この値はBPまたはその誘導体の最高値である.さらに移動度を向上させるため,シリル基のアルキル鎖を変化させた材... | {
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microRNA (miRs)は様々な疾患の病態マーカーとしての可能性がある。本研究では脳特異的なmiRsの機能解析とそれがニューロン間でシグナルを伝達する可能性を検討した。BDNF刺激によりcortexから放出されるエクソソーム含有のmiRsを定量解析した結果、測定を試みたmiRs(miR1, 124a, 132、等)では全て検出限界以下の値を示したが、BDNF刺激後いくつかの種類のmiRsが検出された。一方、これまでほとんど報告のなかったグリア細胞においてはbFGFがmiR-134を増加させ、その反応を介してグルタミン酸回収能力を増強させるなどの作用を有することを論文報告した。microRNA (miRs)は様々な疾患の病態マー... | {
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BDNFがグルタミン酸受容体などシナプス関連蛋白質を増加させる働きを持ち、それには細胞内のmiR-132の増加が関与することなどを報告している(Numakawa et al., Neurosci lett, 2011、ほか)。本年度の研究で見出された細胞外放出されたエクソソームにおける含有miRが、実際に別のニューロンに再吸収されるかどうかは今後確認する必要がある。そこで、伝搬エクソソームの可視化の為、エクソソームの表面での局在を想定したCD63蛋白質の導入を試み、蛍光顕微鏡下での観察に成功した。以上、大脳皮質ニューロンの培養条件、およびエクソソームの回収実験の基礎的条件を検討し、検出感度をあげる必要はあるが、細胞外へのエクソソーム... | {
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本研究の目的は、FMS(flexible manufacturing system)において起きるスケジューリング問題を統合的にモデル化し、その最適解を求める手法を主として数理計画法に基づいて構築することである。典型的なFMSは、1台で多種の切削加工を自動的に行うマシニングセンタ、加工物の搬入、搬出、搬送を無人で行うAGV(automated guided vehicle)、ロボット及び素材、完成品の保管、入出カを自動的に行う立体自動倉庫からなる。特に、数台以下のマシニングセンタからなる小規模のFMSはFMC(flexible manufacturing cell),また、1台のロボットで搬入、搬出、搬送を行うFMSをロボテイクセル... | {
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まず、2台の加工機間に存在するバファーが有限である場合に対して、0バファーや無限バファーノアルゴリズムを巧みに併用した近似解法を提案し、その近似性能が極めて高いことを確かめた。さらに、これを3機会からなるシステムに拡張し、同様な性能が得られることを確かめた。これらの成果はいずれも国内の和文誌に掲載された。次に、2機械の間に洗浄、乾燥などの中間ステージが存在するシステムに対し、新たに効率よく厳密解を与えるアルゴリズムを発見した。この成果は日本機械学会100周年記念国際会議で発表された。この他、これまでの成果を含めた、この方面の内外の研究成果をまとめ、体系化の試みを行った。これらは、国内の雑誌やシンポジウムで報告された。本研究の最終年度... | {
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Subsets and Splits
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